今日はお茶の日とされていますが、この日本茶の日、お茶に携わる方々に知られているのが臨済宗の開祖・栄西禅師とされています。 千利休は知っているけど?というあなたのために、簡潔にご説明しましょう。時は1191(建久2)年、長らく入宋して、杭州は天台山にて黄檗派禅宗を修めた栄西禅師が『漢柿形茶壺(あやのかきべたのちゃつぼ)』なる、宋代の名器に収められたある植物の種子を持ち帰った日なんだそうです。 中国小葉種(カメリア・シネンシス)いわゆるお茶の種子です。九州の背振山に植えられたこの樹の子孫は、のちに明恵上人に託され、京都栂ノ尾高山寺に、その後、『宇治』へと渡り、大発展を遂げることとなります。 もちろん、お茶自体はすでに、遣唐使の修行僧たちによって持ち帰られていますが、彼らは自らとその宗派の栄達のための宮廷工作の武器としてのみ使用するために持ち帰ったのであって、貴族のための魔法の飲み物とされています。 従いまして、普及を目的に持ち帰り、広く栽培を奨励したのはこの栄西がはじめてということになります。その日こそが、建久2年10月31日だとされています。 さて今日は、9時30分から各派代表による代表者会議が開会されますので、代理出席を予定しています。また午後からは、国体開催準備委員会が大津プリンスホテルで開催されることになっていますので、この会議にも出席をすることになっています。 11年後(平成36年)の開催ですが、競技会場をはじめ歓迎準備のため、滋賀県民あげてのおもてなしの心で選手の皆さんを迎えるための最初の1歩にするためにも、暖かい心を持ち寄りたいものです。 さぁ、今日も元気に参りましょう! おぅ〜!
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