ドーバー海峡は北緯51度(樺太中部と同じ)にあり、北からの海流が流れ込むので水温は夏でも16℃から18℃しかありません。冷たい上に潮流も早く、泳いで渡るのは大変難しいところです。 早稲田大学の学生だった大貫映子さんは、1981(昭和56)年の7月と8月にドーバー海峡横断に挑戦しました。しかし7月は14℃の冷たい水温に身体が動かなくなり横断することはできませんでした。8月の再挑戦は潮に押し戻されこれも途中で諦めました。 この2回の挑戦を糧として、翌年1982(昭和57)年の今日、皮下脂肪を蓄えて3度目の挑戦をしました。この日の朝9時35分身体が冷えないように羊の油を塗って、イギリス南部・フォークストンのシェークスピア海岸から泳ぎだしました。 この日は調子が良く2時間目にドリンク剤を飲んで、1回目の休憩をしました。休憩中も船や人に捉まったりしてはいけないことになっています。その後1時間毎に栄養補給のために休憩しました。7回目の休憩をした頃から雨が降り出し、8回目からは海が荒れてきました。 船からはピッチを上げろという合図が送られてきました。間もなく、伴走の船が止まり、ラバー・ボートが降ろされました。 そしてボートも止まりました。大きな波が彼女の身体を岩場に乗せてくれました。午後7時7分、大貫映子さんは日本人として初めてドーバー海峡を泳いで横断する偉業を達成しました・・・・!!!! 何事にも諦めないことが大切だと思います。 さて今日は、環境・農水常任委員会の県内視察が実施され、高島市の角川農業組合の皆さんとの意見交換会や琵琶湖環境科学研究センターの見学が予定されています。8時30分県庁出発なので、早めの行動をしなければなりません・・・・!!!! さぁ、今日も元気に参りましょう! おぅ〜!
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